どうしてツボ押しが目の下のたるみに良いの?
自宅で手軽にできる目の下のたるみ対策は「ツボ押し」
目の下のたるみやむくみを解消する方法の一つとして「ツボ押し」があります。
ツボ押しは、東洋医学の考えに基づいた代替医療の一つです。正しくツボを押すことで、体に溜まった老廃物や余分な水分を外へと排出する手助けをしてくれるといわれています。首や肩のコリを感じるときにツボを押すと一時的に楽になるという話は聞いたことがあると思いますが、実は目の下のたるみに効果を発揮するツボというのも存在します。
ツボ押しは道具を揃える必要もなく、自宅で簡単にできる方法なので、位置を覚えておくとスキマ時間に取り入れられます。ちょっとした休憩時間や自宅でリラックスする時間に、手軽な「ツボ押し」を取り入れて、目の下のたるみを改善してみませんか?
目の下のたるみに効果的なツボとは?
目の下のたるみに効果的なツボをいくつか紹介します。目の周りの皮膚はとても薄くてデリケートなので、道具は使わずに指を使い、やさしく押すことを心がけましょう。
球後(きゅうご)
目の下中央と目じりのちょうど真ん中、骨のフチにあるツボです。
球後を刺激すると、目の周りの肌や筋肉が引き締まります。こうやって目の周りを鍛えることで、たるみを防ぐことができます。
眼球から近い位置にあるので、中指を使ってそっと回すように押しましょう。
承泣(しょうきゅう)
下まぶたのくぼみの下、目の周りにある骨のフチあたりにあります。くぼみが小さいので、少し見つけにくいかもしれません。
血行改善を助けると言われており、目の下のむくみやクマを解消へ導きます。
目を閉じて、人差し指の腹で骨のフチをゆっくりと下に向かって押してみてください。この時、力を入れ過ぎないようにしましょう。また、眼球がある方へ押し上げるとキケンなので注意してください。
攅竹(さんちく)
眉頭の内側にあるツボです。
むくみによる目の下のたるみで悩んでいる場合は、攅竹を押すと良いでしょう。
攅竹を押すときは、親指でグッと持ち上げるように刺激してください。力を入れ過ぎないように気をつけながらやさしく押してくださいね。
風池(ふうち)
首の後ろ、髪の生え際よりも2~3cmほど上にあります。
血行を促進するといわれているので、むくみによる目の下のたるみなら、風池の指圧を取り入れても良いですね。
風池は親指で押します。このとき、ほかの4本の指で頭を支えるようにすると安定して指圧できますよ。
天柱(てんちゅう)
髪の生え際あたりにあるツボです。太い首の骨の外側にへこんでいる場所が天柱です。
頭皮の血行を良くするツボ。顔と頭皮は一枚の皮膚で繋がっています。顔のたるみを解消するには頭皮のコリを解消して、健康な状態に保つ必要があるのです。
天柱は、親指か中指を使って押していきます。少し押しにくい場所にあるので、他の指を使って頭を支えるようにすると安定しますよ。
太陽(たいよう)
眉尻と目尻の真ん中から指2つ分ほど外側にあるツボです。
血行不良の改善を促すので、たるみだけでなくむくみも気になるなら太陽を押しましょう。
太陽を親指で押しながら、他の4本の指で頭をささえ、痛気持ちいいとかんじる程度にもみほぐします。押しやすい場所ですが、あまり力を入れ過ぎないように注意してください。
合谷(ごうこく)
人差し指と親指の骨の合流地点から、やや人差し指寄りにある手のツボです。
合谷は、血行促進、首や肩の不調改善、眼精疲労の軽減など、その効能の幅広さから「万能のツボ」と呼ばれているほど。
逆の手で押し込むように指圧するか、小さな円をかくようにぐるぐると押しましょう。
すぐに目の下のたるみを治したいなら
目の下がたるむのは、パソコンやスマホの画面を長期間見続けることによるまばたきの減少や、老化によって皮膚がたるんでしまうことが考えられます。原因は分かっても、オフィスワークでどうしてもパソコンの前を離れられないということもありますし、加齢に関しては止めようがありません。
スキマ時間を使って手軽にできるツボ押しですが、即効性はないというのがデメリット。とくに、目の下のたるみが重い場合は、ツボ押しだけで解消するのはかなり時間がかかってしまいます。 「今すぐこのたるみを取りたい!」と考えている方は、思い切って美容クリニックで治療を受ける方が良いでしょう。 このサイトでは、クリニックでの治療・施術方法の解説や、目の下のクマ・たるみ治療が得意な美容クリニックの比較を行っています。興味がある方はチェックしてみてくださいね。